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つまずいて――他人(ひと)の痛みを知った。

映画『ありきたりな言葉じゃなくて』

12月20日(金)ロードショー
テレビ朝日映像が贈る実話を基にした初の長編オリジナル映画

          前原 滉
          小西桜子 内田 慈 奥野瑛太 那須佐代子 小川菜摘 山下容莉枝 酒向 芳
          池田 良 八木光太郎 沖田裕樹 敦士 鈴政ゲン 加藤菜津 佐々木史帆 高木ひとみ◯ 谷山知宏 今泉マヤ 根岸拓哉
          チャンス大城 土屋佑壱 浅野雅博 外波山文明 玉袋筋太郎
          脚本・監督:渡邉 崇  原案・脚本:栗田智也
          製作・エグゼクティブプロデューサー:若林邦彦 企画:陣代適 統括プロデューサー:阪本明 粟井誠司 安田真一郎 プロデューサー:丸山佳夫 キャスティングプロデューサー:山口良子 脚本協力:三宅隆太
          音楽:小川明夏 加藤久貴 撮影:長﨑太資 照明:後閑健太 録音:山口満大 助監督:吉田至次 畑山友幸 スタイリスト:網野正和 ヘアメイク:渡辺真由美 制作担当:岩下英雅
          編集:鷹野朋子 カラリスト:長谷川将広 音響効果:佐藤祥子 配給統括:増田英明 宣伝プロデューサー:橋本宏美 スチール:柴崎まどか
          制作プロダクション:テレビ朝日映像 配給:ラビットハウス 宣伝:ブラウニー 2024年|日本|カラー|アメリカンビスタ|DCP|5.1ch|105分|G ©2024テレビ朝日映像
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イントロダクションIntroduction

テレビ朝日のグループ会社として
65年の歴史を持ち、
報道情報番組やバラエティ番組を
数多く手掛けているテレビ朝日映像。

2021年に発足した『映画プロジェクト』から、
初となる長編オリジナル映画が誕生!

偶然の出会いがもたらした、
予期せぬ人生の“つまずき”
夢の手前でもがく青年が、
向き合うものとは―

夢を掴んだ矢先、偶然に出会った“彼女”に翻弄され、奈落の底に突き落とされる主人公を演じるのは前原滉。『沈黙の艦隊』(23)や『笑いのカイブツ』(24)、NHK連続テレビ小説「らんまん」(23)、「クラスメイトの女子、全員好きでした」(24)、「スカイキャッスル」(24)など話題作への出演が続く注目の個性派が、他人の傷みに鈍感な男の失敗と成長を、自然体の演技で表現。また物語の鍵を握る“彼女”を『初恋』(20)や『佐々木、イン、マイマイン』(20)の小西桜子が繊細に好演するほか、内田慈、奥野瑛太、酒向芳、山下容莉枝ら実力派俳優が結集。

青春から遠くもなく近くもない場所にいる男女の葛藤とあがきを、優しい視点で描き出す本作。ヒリヒリとしたビターな味わいの先に、ふっと温かな余韻が訪れる、心に沁み入る一作だ。

テレビ朝日映像  代表取締役社長兼エグゼクティブプロデューサー
若林邦彦

3年前の4月の終わり、私は日比谷の映画館で『ノマドランド』を見ていました。数日前にアカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞をとった映画でした。いい映画でした。
そしてその時私は同時に「そうか、私たちも映画を作ろう」と思いつきました。
『ノマドランド』のように、半ドキュメンタリー的なタッチはテレビ朝日映像のディレクターたちが最も得意とするところだと思ったからです。だとするならテレビ朝日映像の社員がオスカーをもらったっていいじゃないか、と妄想しました。自前の企画で、自前の脚本で、自前の監督で、そしてなにより自前の製作費でこの映画はスタートしました。
あれから3年半。
『ノマドランド』とは似ても似つかない自前の映画がようやく出来上がりました。

「テレビ朝日映像社員からオスカー監督を!」
それが私たちの合言葉でした。
そんな前代未聞の試みのささやかな第一歩が私たちのこの映画「ありきたりな言葉じゃなくて」です。

脚本・監督
渡邉崇

高校生のころ、映画監督になりたいという夢を持ち、それから27年も経って、やっとオリジナルの映画を監督する機会が巡ってきた。まさか、自社出資によるプロジェクトで夢が叶うとは…!
手探り状態からスタートした映画作り。「ないものねだり」ではなく、「あるもの探し」をテーマに、チームで脚本に取り組みました。
演出部も新人だらけ…。でも、出演者のみなさんにも助けられて、この映画は完成を迎えました。
何度か、脳みそねじ切れるんじゃないかというぐらい、考えて悩んだこともありました。でもそういう状態が好きです。きっと主人公の拓也も。
人の気持ちを捉えて、ありきたりじゃない言葉で表現しようともがく拓也とりえ。2人の姿から、他人を分かろうとするのを諦めない気持ちを、観客のみなさんに受け取ってほしいです。

あらすじStory

“彼女”との“出会い”をきっかけに、
“彼”は全ての信頼を失った……。
実際の体験を基に創り上げた、
“痛切な青春”物語。

32歳の藤田拓也(前原滉)は中華料理店を営む両親と暮らしながら、テレビの構成作家として働いている。念願のドラマ脚本家への道を探るなか、売れっ子脚本家・伊東京子(内田慈)の後押しを受け、ついにデビューが決定する。

夢を掴み、浮かれた気持ちでキャバクラを訪れた拓也は、そこで出会った“りえ”(小西桜子)と意気投合。ある晩、りえと遊んで泥酔した拓也が、翌朝目を覚ますと、そこはホテルのベッドの上。記憶がない拓也は、りえの姿が見当たらないことに焦って何度も連絡を取ろうとするが、なぜか繋がらない。

数日後、ようやくりえからメッセージが届き、待ち合わせ場所へと向かう。するとそこには、りえの”彼氏”だという男・猪山衛いのやままもる(奥野瑛太)が待っていた。強引にりえを襲ったという疑いをかけられ、高額の示談金を要求された拓也は困惑するが、脚本家デビューを控えてスキャンダルを恐れるあまり、要求を受け入れてしまう。

やがて、事態はテレビ局にも発覚し、拓也は脚本の担当から外されてしまう。京子や家族からの信頼も失い、絶望する拓也の前に、りえが再び姿を現す。果たして、あの夜の真相は?そして、りえが心に隠し持っていた本当の気持ちとは……?

キャストCast

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前原滉まえはら こう
藤⽥拓也ふじた たくや 念願のデビューが決まった新人脚本家

1992年11月20日生まれ、宮城県出身。

連続テレビ小説「まんぷく」(18/NHK)などのドラマや、各映画賞で高い評価を受けた『あゝ荒野 前編』(17)などの映画に出演。ドラマ「あなたの番です」(19/NTV)でマンションの新管理人役を演じ話題に。近年のドラマでは、連続テレビ小説「らんまん」(23/NHK)、「ゆりあ先生の赤い糸」(23/EX)、「クラスメイトの女子、全員好きでした」(24/YTV)、「スカイキャッスル」(24/EX)や、映画では『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(23)、『沈黙の艦隊』(23)、『笑いのカイブツ』(24)、『マッチング』(24)など幅広く活躍する。

Comment

映画「ありきたりな言葉じゃなくて」で藤田拓也役を演じさせて頂きました。前原滉です。

この物語は実話をベースにした物語で、拓也と言う男が持ってる悩みや葛藤は、日常を生きる人々の大多数が持ってる悩みや葛藤なんじゃないでしょうか。もちろん僕も持ってますし、多分これが解決することって、それこそ一生かけても無いんじゃないかと思っています。ただ、もがいたりチャレンジすることは一生できるし、優しく見守ってくれる家族や友人もいます。

決して特別じゃない人間である拓也が、小西桜子さん演じるりえと出会い、何を感じどうなっていくのか、ぜひ劇場で見て頂けたらと思います!

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小西桜子こにし さくらこ
りえ 拓也と出会う“彼女”

1998年3月29日生まれ。埼玉県出身。

応募総数約3,000人の中から映画『初恋』(20)のヒロインに抜擢され、注目を集める。そのほか映画『猿楽町で会いましょう』(21)、『はざまに生きる、春』(23)、『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』(23)など多数の映画に出演。『佐々⽊、イン、マイマイン』(20)、『初恋』(20)、『ファンシー』(20)の演技で、第42回ヨコハマ映画祭 最優秀新⼈賞を受賞。近年には、ドラマ「猫」(20/TX)、「スイートモラトリアム」(23/TBS)、「御⼿洗家、炎上する」(23/ Netflix)などにも出演。

Comment

りえ役を演じさせていただきました、小西桜子です。

りえは拓也と出会う謎のある女性ですが、等身大の部分を大切に、監督の渡邉さんはじめ、主演の前原さん、テレビ朝日映像さんのスタッフの皆さんとたくさん話し合いを重ねて、誠実に向き合って演じさせていただきました。 りえとして過ごした日々は、難しくもどれも新鮮な瞬間の連続で、かけがえのない経験になりました。まさに言葉では表現しきれない、たった一瞬現れた、それぞれの人間らしいゆらぎのようなものを受け取っていただけると嬉しいです。

拓也とりえの不思議な出会いから、それぞれの行く先をどうか見届けてください。

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内田慈うちだ ちか
伊東京子いとう きょうこ 有名脚本家であり、拓也の良き先輩

1983年3月12日生まれ。神奈川県出身。

日本大学芸術学部文芸学科中退後、演劇活動を開始。新進気鋭の作家・演出家の作品にいち早く出演しキャリアを積む。近年出演作、舞台では、こまつ座「紙屋町さくらホテル」(17)、イキウメ「散歩する侵略者」(17)、木ノ下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻」(19)、「ふくすけ2024-歌舞伎町黙示録-」(24)。映画では『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(10)、『ピンカートンに会いにいく』(18)、『あの子の夢を水に流して』(22)、『水平線』(24)、『夜明けのすべて』(24)、『お母さんが一緒』(24)。ドラマでは「お別れホスピタル」(24/NHK)、「9ボーダー」(24/TBS)、「Re:リベンジ-欲望の果てに」(24/CX)など多数出演。NHK Eテレ「みいつけた!」では声の出演をしている。

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奥野瑛太おくの えいた
猪⼭衛いのやま まもる りえの“彼氏”を名乗る男

1986年2月10日生まれ。北海道出身。

⽇本⼤学芸術学部映画学科に在学中からインディペンデント映画に出演。⼊江悠監督の『SR サイタマノラッパー』(09)でMC MIGHTY役で注目を集め、シリーズ3作⽬『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(12)で映画初主演を務めた。主な出演作は、映画『37セカンズ』(20)、『スパイの妻』(20)、『すばらしき世界』(21)、『太陽の⼦』(21)、『グッバイ・クルエル・ワールド』(22)、『ラーゲリより愛を込めて』(22)、主演を務めた『心平、』(24)など。ドラマでは、NHK連続テレビ⼩説「エール」(20/NHK)、「最愛」(21/TBS)、「いちげき」(23/NHK)、「SHOGUN 将軍」(24/ Disney+)、「RoOT / ルート」(24/TX)などがある。

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那須佐代子なす さよこ
りえの母親

1965年5月16日生まれ。東京都出身。

1990年の舞台「サーカス物語」で主役に抜擢、同年のドラマ「泣きっ面に姑」(90/CX)、「泣きっ面に姑II」(91/CX)、「泣きっ面に姑III」(92/CX)で主演、連続テレビ小説「どんど晴れ」(07/NHK)ではレギュラーを務める。2021年には読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。俳優としてのみならず、シアター風姿花伝の支配人・プロデュース、ワークショップの開催、劇作家の支援なども行う。近年の主な舞台は「三十郎大活劇」(22)、「ザ・ウェルキン」(22)、「レオポルトシュタット」(22)、「スローターハウス」(23)、「エンジェルス・イン・アメリカ」(23)、「夜は昼の母」(24)、「『GOOD』-善き人-」(24)、「ピローマン」(24)、「モンスター」 (24)など。

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小川菜摘おがわ なつみ
ミドリ スナックのママで、拓也の母と幼なじみ

12月30日生まれ。東京都出身。

1978年「ゆうひが丘の総理大臣」(78/NTV)でデビュー後、文学座演劇研究所入団。以降、NHK大河ドラマ「徳川家康」(83/NHK)や映画『会社物語 MEMORIES OF YOU』(88)、BS朝日ドラマ「無用庵隠居修行」シリーズなど数々のドラマや映画に出演。2012年、同年齢の役者達で結成した「劇団500歳の会」の旗揚げ公演「いつかみた男達~ジェネシス~」をきっかけに舞台でも精力的に活動。最近の出演作は「歌うシャイロック」、「ふたり、静かに」、「中村雅俊芸能生活50周年記念公演」など。著書には「LOVEBLOG美味しくて楽しくてちょっとおしゃれな暮らしのこと」がある。

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山下容莉枝やました よりえ
藤田博子ふじた ひろこ 町中華を切り盛りする拓也の母

1964年9月29日生まれ。神奈川県出身。

1986年、文学座附属演劇研究所を卒業後、劇団夢の遊眠社へ入団し、「走れメルス」で主演を務める。92年の劇団解散後は、テレビドラマや映画に活躍の場を移す。近年の主な出演作に映画『愚行録』(17)、『坂道のアポロン』(18)、映画『あのこは貴族』(20)、ドラマ「ハルカの光」(21/NHK)、「あの子が生まれる」(20/CX)、主な舞台には「どうか闇を、きみに」(17)、「ぼくのタネ 2019」(19)、「〇〇ちゃんが好きなのよ」(20)、「息子の証明」(21)、「実は素晴らしい家族ということを知ってほしい」(24)など。

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酒向芳さこう よし
藤田信次ふじた しんじ 町中華を営む拓也の父

1958年11月15日生まれ。岐阜県出身。

オンシアター自由劇場の出身で、舞台俳優としてキャリアを積む。映画『検察側の罪人』(18)で注目され、大河ドラマは「龍馬伝」(10/NHK)、「軍師官兵衛」(14/NHK)、「青天を衝け」(21/NHK)、「どうする家康」(23/NHK)で4度目の出演。近作のドラマは「リコカツ」(21/TBS)、「夕暮れに、手をつなぐ」(23/TBS)、「unknown」(23/EX)、連続ドラマW「フィクサー Season1」(23/WOWOW)、「アンメット」(24/CX)、「燕は戻ってこない」(24/NHK)など。近作の映画は『異動辞令は音楽隊!』(22)、『沈黙のパレード』(22)、『ヘルドッグス』(22)、『沈黙の艦隊』(23)、『かくしごと』(24)、『ラストマイル』(24)など。